ドラマ放送中!推理作家・有栖川有栖のおすすめ小説

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作家アリスシリーズが「臨床犯罪学者 火村英生の推理」としてドラマ放送中!そんな推理作家・有栖川有栖のおすすめ作品をご紹介します!

どの作品がドラマ化に?作家アリスシリーズをご紹介!


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「作家アリスシリーズ」の第1作目。これを読めば、大学の准教授で犯罪心理学を専攻している火村&推理小説家の有栖川コンビの関係性がバッチリわかります!シリーズ作品を順番に読んでいきたい方には、まず「46番目の密室」から読むことをおすすめします。他にも「朱色の研究」や「乱鴉の島」など、ファンからの人気が高い作品もあるので、読んで損はないシリーズです。作家アリスシリーズの魅力は、なんといっても、探偵役の火村と、ワトソン役の有栖川コンビの漫才のような掛け合いで、ドラマを見ているように、さらさらと読み進めていけます。作中に次々と繰り出される小ネタに知識の広さも感じます。シリーズを読んでいると、馴染みの刑事さんにまで愛着が湧いてきます。

「ロシア紅茶の謎」や「マレー鉄道の謎」など国名シリーズもおすすめ!

ロシア紅茶の謎
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「作家アリス」シリーズには、国名シリーズと呼ばれるものがあります。「ロシア紅茶の謎」「ブラジル蝶の謎」などの短編集もあり、1話ずつさくっと短時間で読めて、気軽に楽しめる作品もあります。また、長編になりますが、第56回日本推理作家協会賞受賞作の「マレー鉄道の謎」は、旅先で起こる事件ということも情緒があり、昔ながらのイメージする探偵のような、古風な本格推理小説の雰囲気を味わえる作品です。国名シリーズの他にも、作家アリスシリーズには「暗い宿」「絶叫城殺人事件」などの短編集も多いので、興味があるなら、読みやすい短編集から挑戦してみるのもいいかもしれません。

作家アリスシリーズとパラレル世界関係にある「学生アリス」シリーズ

学生アリス
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作家アリスシリーズと双璧をなして人気のシリーズが、「学生アリス」と呼ばれているシリーズです。主人公は大学生の有栖川有栖で、探偵は大学の先輩・江神二郎です。有栖と江神が所属しているサークルの推理小説研究会の他のメンバーも個性豊かで、皆のやり取りが面白く、思わず吹き出してしまうような部分もあり、推理小説としても青春小説としても楽しめます。順番通りデビュー作である「月光ゲーム」から読むのも良し、評価の高い「双頭の悪魔」を先に読んでみるのも良し。作品数は多くないですが、ひとつひとつのトリックの完成度が高く、どれを読んでも推理小説にどっぷり浸かれる作品になっています。

始動した待望の新シリーズ!「ソラ」シリーズ

ソラ
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戦争後、日本は南北に分断され、北海道は独立。私的に探偵をすることを禁止する法律が成立し、探偵が犯罪となった現代。少女ソラの両親は探偵でしたが、母親はある事件を追っている最中に行方不明となり…。
久しぶりの有栖川先生の新シリーズです。ファンタジー要素も入っており、ミステリーファン以外も楽しめる作品になっています。新たな有栖川ワールドを体感したい人、エンタメ小説を読みたい人などにおすすめです。

魅力的な作品が豊富!ノンシリーズも見逃せない!

ノン
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神埼達也、刑事。美人のフィアンセを残して俺は死んだ…はずが幽霊になってこの世に留まる事に!唯一、俺の事がわかる後輩・早川と犯人を捕まえるために捜査を開始しますが、俺を殺した犯人も死んでしまい…。
斬新な設定が効いているうえに、ミステリーとラブストーリーが楽しめる2倍おいしい作品です。神崎と早川の掛け合いが漫才のようで小気味よく、さらさらと読み進めていけます。有栖川作品で、恋愛色が強い作品はなかなかないので、ミステリーファン以外にもおすすめです。

いかがでしょうか?
作品も、まだまだたくさんあるので、すべて紹介しきれなかったのが残念ですが…ちょっと笑えて、主人公やその仲間とのわいわい感が楽しめて、それでいてミステリーの世界に浸れるというのが、他の推理小説にはなかなかない魅力だと思います。少しでも気になった方は、ドラマと一緒に小説も楽しんで読んでみてくださいね。