ティーンズ向けから大人向けまで、幅広く恋愛小説を手掛ける作家・唯川恵さんをご存知でしょうか?どの世代の女性も胸がキュンとなる彼女の小説をご紹介します。
さっくり読めてちょっぴり切ない「海色の午後」
野口遥子は、システムエンジニアをしながら男性たちと肩を並べて働く女性です。海の見える部屋に住み、医大生の恋人もいます。そんな遥子の周囲の女性は結婚に焦りを感じていました。どこか他人事のように感じていた遥子でしたが、父親からお見合い話を持ち掛けられたことで、遥子自身も結婚について深く考えることになります。結婚にまつわる出来事を通して遥子が出した結論とは?
どっぷり恋愛小説につかりたいならこれ!「キスよりもせつなく」
元カレを忘れられずにいる知可子は、レンタルビデオショップで偶然同僚に遭遇します。その同僚から彼氏だと紹介されたのは、忘れられない元カレの慎二でした。負けじと手近にいた男を捕まえてその場を乗り切る知可子ですが、これをきっかけに複雑な恋愛模様に身を投じることに――。
ドラマ化もされた大人の恋愛小説「肩ごしの恋人」
主人公の萌は、恋愛にいまいちのめり込めない27歳のOLです。対する親友のるり子は、恋愛をしていないと死んでしまうような超恋愛体質。るり子の3回目の結婚式に出席した萌は、そこで出会った男性とのめり込み過ぎない不倫関係を持ってしまいます。また、残業中に知り合った少年・崇とは一夜をともにすることに。
愛を求める女性たちを描いた短編集「愛に似たもの」
愛や幸せを追い求めるあまり、少しずつ不幸へと身を落としていく女性たちを描いた8編からなる短編集です。
水商売で成功した女性、親友を人生のロールモデルに生きてきた女性、結婚詐欺にあった女性、母親を嫌い美容整形までした女性。どの女性もひたむきに幸せを求めているのに不幸へと向かってしまうのが切なく、どこか共感できる作品になっています。
すこし不思議な恋愛小説「今夜は心だけ抱いて」
翻訳家の浅生柊子は、12年前に離婚したきりだった元夫から、娘を預かってほしいと頼まれます。しかし、柊子に良い感情を持っていなかった娘の美羽はこれを拒否。話し合いも破たんしてしまいます。話し合いの帰りに同じエレベーターにのった2人は、そこで事故にあってしまいます。その衝撃で2人の精神が入れ替わることになってしまうのです。入れ替わった2人がそれぞれ繰り広げる恋愛模様が楽しい1冊です。
唯川恵のオススメ恋愛小説をご紹介しました。いかがでしたか?お気に入りの恋愛小説を探してみてください。
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