CinemaGene(シネマジーン)

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北川景子が恩師と慕う 映画監督・森田芳光のおすすめ作品

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出典:http://blogs.yahoo.co.jp/

1981年以降、コメディからサスペンスまで幅広いジャンルで映画を作り続けた森田芳光監督。2011年に61歳の若さでこの世を去りました。森田監督の映画で銀幕デビューを果たした北川景子さんをはじめ、彼を恩師と慕う芸能人は数知れず。そんな森田作品をいくつか見てみましょう。

森田監督の劇場映画デビュー作『の・ようなもの』

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23歳の若手落語家・志ん魚(伊藤克信)は、初めて訪れた風俗店で出会った女(秋吉久美子)と女子高生の由美(麻生えりか)、ふたりの女性との関係を続けています。由美や彼女の父に落語家としていまいちと言われ落ち込む一方で、志ん魚と同様にパッとしなかったはずの先輩の真打昇進が決まります。
落語の世界で生きる若者の青春を描いた1981年のコメディ作品です。今年1月にはこの35年後を描いた、杉山泰一監督『の・ようなもの のようなもの』が公開されました。

80年代日本映画の傑作のひとつ『家族ゲーム』

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高校受験を控える茂之(宮川一朗太)は、いつも一流大学を目指している兄と比べられる毎日でした。両親はそんな茂之を兄と同じ高校へ入学させようと、家庭教師をつけます。やってきたのは暴力的な吉本(松田優作)でした。しかし、父親は彼に「茂之の成績が上がったら特別手当を出す」と約束するのでした。
本間洋平の小説を映画化し、1983年に公開されました。同年には長渕剛主演で、そして2013年には嵐の櫻井翔くん主演でドラマ化もされています。

ネットで始まるラブストーリーのさきがけ『(ハル)』

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ハンドルネーム(ハル)と(ホシ)は、とある映画フォーラムで出会いパソコンを通してやり取りを始めます。(ハル)は平凡なサラリーマンの昇、そして(ホシ)と名乗った男性は実は美津江という女性でした。互いに心に傷を持ち、パソコンの前でだけ本音を語れるふたり。(ホシ)が女性であることを明かしても、その繋がりが切れることはありませんでした。しかし、ある時(ハル)は(ローズ)という女性と親しくなり…。
当時家庭に普及し始めたばかりのパソコンでの情報交換やメールを題材にした、1996年の作品です。

90年代後半、不倫ブームの火付け役となった『失楽園』

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仕事も家庭もうまくいかない50代の久木(役所広司)は、ある日書道講師の凜子(黒木瞳)と出会います。お互い家庭を持ちながら二人は惹かれあい、ひそかに会い続けます。しかし凜子の夫が興信所に頼んだことから二人の仲は発覚してしまうのでした。
1997年、ベストセラーである渡辺淳一の小説を映画化し大ヒットしました。不倫をテーマに激しく悲しい愛が描かれ、大胆なベッドシーンが話題になりました。「失楽園」という言葉はこの年の流行語大賞にも選ばれています。

誰にでも人には見せない顔がある『阿修羅のごとく』

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それぞれの生活を送っている4姉妹。長女(大竹しのぶ)、次女(黒木瞳)、三女(深津絵里)、四女(深田恭子)は、父に愛人と子供がいることを知ります。母にはそのことを知らせないでおこうと相談する一方、彼女たち一人一人の抱えている問題が浮かび上がってくるのです。
「あ・うん」や「寺内貫太郎一家」でおなじみの向田邦子原作で、この映画より前の1979年にテレビドラマ化されています。それをまとめたような形で森田監督が2003年に映画化しました。

北川景子の映画デビュー作品『間宮兄弟』

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会社員の兄・明信と小学校勤務の弟・徹信は30代になっても同居を続ける仲のいい兄弟。いい年して恋人もいない状況に疑問を持ち、兄弟は意を決してカレーパーティーを企画。弟は同じ小学校の葛原依子先生を、兄は行きつけのビデオ店でバイトする女子大生・本間直美をそれぞれ招待することに成功するのだが…。
原作は江國香織の同名小説。今作品で映画初出演となった北川景子は、この作品をきっかけに女優として生きていく覚悟を決意。以来、森田監督を師と慕い続けています。

今年1月に公開された『の・ようなもの のようなもの』で北川景子はヒロイン役として抜擢。
『間宮兄弟』の時と同じ「夕美」という役名で出演しています。

コミカルな豊川悦司を堪能できる『サウスバウンド』

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元学生活動家であった父(豊川悦司)は、納得いかないことにはとことん立ち向かっていく性格です。それ故に、息子の二郎(田辺修斗)は恥ずかしい思いをすることも。そんなある日、母(天海祐希)の提案で、一家は父の故郷・西表島へ引っ越すことになったのです。
個性的な人物が登場することが多い奥田英朗の小説ですが、2007年にはこの同名作品が映画化されました。沖縄の美しさも楽しめるコメディです。

秀でるものを武器にすればきっと幸せになれる『武士の家計簿』

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剣はからっきしダメでも、そろばんを持って一家を守ると決めた武士・猪山直之。その腕で出世をするものの、身分が高くなれば家庭の出費も増える一方でした。そこで、猪山家は家族が協力し合いつつましい生活を送り始めます。細かく書き続ける家計簿、そして借金の返済の傍ら、直道はそろばんなどを息子に教え伝えていくのです。
主演に堺雅人、その妻に仲間由紀恵を迎えた2010年の作品です。

黒木瞳、深津絵里、北川景子など、後に名女優として輝く原石を多く見出してきた森田監督。
ここで紹介した以外にも、まだまだ森田監督の作品には、ジャンルを超えた話題作が多数あります。
森田監督の描くシュールでコミカルな世界を楽しんでみませんか?

『の・ようなもの のようなもの』
2016年1月16日全国ロードショー
(C)2016「の・ようなもの のようなもの」製作委員会

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