「真実はいつもひとつ!」でおなじみの『名探偵コナン』。4月に公開された最新作『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』で劇場公開20作目を迎えました。20作もあると、どれから見ればいいのか迷ってしまいますよね。そこで今回は、これだけは見ておきたい5作品に絞ってご紹介します。アニメを見ていなくても、漫画を読んでいなくても大丈夫!奥深い『名探偵コナン』の世界を堪能してください。
記念すべき劇場版第1作目は本格的長編ミステリー『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』(1997年)
TVアニメシリーズの大ヒットを受けて製作された劇場版第1作目が『名探偵コナン 時計仕掛けの摩天楼』です。コナンたちが暮らす米花町を舞台に、連続爆弾事件が巻き起こります。スケールの大きな舞台で繰り広げられる爆弾事件の数々や、冴えわたるコナンの推理。そしてなんといってもコナンの真の姿である新一とその恋人蘭の絆が見どころです。
不動の人気『名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』(2002年)
映画人気投票などで根強く支持され、名作との呼び声も高いのが『名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』です。脚本を手掛けたのは江戸川乱歩賞を受賞した野沢尚で、ミステリー性が一段と強い作品に仕上がっています。本作には工藤新一の父親である工藤優作が登場します。
コナンたちは何者かに人質に取られ、バーチャルリアリティの中で19世紀末のロンドンへ赴き切り裂きジャックと対峙します。一方優作は現実世界で事件の解決を目指すというストーリーです。世界一有名な探偵と言っても過言ではないシャーロック・ホームズを強く意識した作品となっています。
永遠のライバル怪盗キッドの華麗な活躍『名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)』(2004年)
別作品「まじっく快斗」の主人公であり、コナンのライバルでもある怪盗キッドが活躍する本作。互いをライバルと認め合う2人の対決や協力に目が離せなくなってしまいます。サスペンス要素はしっかり押さえながら、飛行機を使った大胆な舞台装置で起きる事件は、アクション要素も満点。劇場版ならではのスケールを感じさせてくれます。
探偵たちが大集合!『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)』(2006年)
劇場公開10周年記念作品でもあり、第30回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞した本作は、レギュラー登場人物が勢ぞろいしたオールスター作品です。コナンをはじめとして、西の高校生探偵服部平次や怪盗キッド、怪盗キッドを追う探偵の白馬探などが大集合し、テーマパークや横浜の街を舞台に謎ときに奔走します。
劇場版最新作『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』(2016年)
劇場版最新作は、新一を小学生の姿にしてしまった「黒の組織」との全面対決を描いています。黒の組織への潜入捜査を行う、FBIや公安警察といった各国機関の思惑やエージェントたちが交錯する中、コナンは記憶喪失の女性の謎を解くために奔走します。20周年記念作品でもある本作は特に観客満足度が高く、ミステリー、アクションが盛りだくさんの作品です。
劇場版『名探偵コナン』シリーズの絶対に見ておきたい5作品いかがでしたでしょうか?怪盗キッドや黒の組織など奥深い名探偵コナンの世界で、ぜひお気に入りの作品を見つけてみてください!
『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・ポリグラム・小学館プロダクション・東宝・キョクイチ
『名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』
©2002 青山剛昌/小学館・讀売テレビ・日本テレビ・小学館プロダクション・東宝・TMS
『名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)』
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)』
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
『名探偵コナン 純黒の悪夢』
2016年4月16日 全国東宝系にてロードショー
©2016 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会