6月23日(土)東京・新宿にて、映画『わたしに××しなさい!』の初日舞台挨拶が行われ、小関裕太さん、玉城ティナさん、佐藤寛太さん、山田杏奈さん、金子大地さん、山本透監督が登壇しました!
――まずは一言ずつご挨拶をお願いいします。
玉城「みなさん、こんにちは!氷室雪菜役を演じさせていただきました、玉城ティナです。最後までよろしくお願いします。」
小関「北見時雨役を演じさせていただきました、小関裕太です。初日ということですごくワクワクしてきました!貴重な時間をありがとうございます。楽しんでいってください。」
佐藤「霜月晶役を演じさせていただきました、佐藤寛太です。本日は短い時間ですが、よろしくお願いします!」
山田「水野マミ役を演じさせていただきました、山田杏奈です。本日は楽しんでいってください。よろしくお願いします。」
金子「北見氷雨役の金子大地です。よろしくお願いします。」
山本監督「初日ということですごく嬉しいです。楽しんでいってください。」
――小関さん、大丈夫ですか?(笑)
小関「大地の独特な間がいつも楽しみだなって、それが言いたくなっちゃって、溢れ出てしまいました(笑)」
――いつもこういう場では、独特の間みたいなものが生まれがちなんでしょうか?(笑)
小関「そうですね(笑)」
――金子さんはあえてミステリアスな感じなんですか?
金子「ん~、そうでもないです(笑)」
山本監督「みんな“自分にないもの”に挑戦したひと夏」
小関&佐藤は玉城を絶賛!
――今回は本日2回目の舞台挨拶ですが、映画上映後ということで全部内容も言えますね!
玉城「わぁ~!何でも話せますね!」
――では、みなさんに映画の感想を伺っていきたいと思います。玉城さんいかがですか?
玉城「もう1回みなさんと一緒に客席で観たいなと思っているんですけど、1年くらい前に撮って、やっと今日みなさんにお届けできてうれしいです。最初はキャラクターの濃さだったり、シチュエーションだったりで、いろいろ戸惑うところもあったんですが、私なりに雪菜を解釈して演じました。」
――撮影に入って一番最初に難しいと感じたことは何ですか?
玉城「小関さんにも助けていただきましたが、原作の過激なシーンで雪菜そのもののキャラクター性というか、声の低さや語尾の言い方は考えましたね。」
――小関さんは映画をご覧になっていかがでしたか?
小関「W主演としましては、とにかくティナちゃんが引っ張っていってくれたので…」
玉城「そんなことない…!」
小関「観ていただいたら分かると思いますけど、(雪菜の)語尾とかすごく難しいと思ってて、台本とかで文字に起こされたうえでその役を見ると、自分だったらどう演じるかっていうのがすごく難しかったです。本当は大変だったんだろうけど、ティナちゃんはとてもサラッとやっているように見えて、雪菜にピッタリなんだなって感じたので、みんなが安心してできたと思います。」
――冷たく演じるというのはなかなか一筋縄ではいかないと思うのですが、玉城さんはやはりすごかったですか?
小関「すごかった…!それからS対Sというのが、少女漫画原作の映画でもまた違うところで、自分自身もそういう役を演じるのが初めてだったので、新鮮でしたし、初めてることが多くて勉強にもなりました。」
――ではもっとすごいSが、金子さん!映画をご覧になってどうでしたか?
金子「本当に…今までにない…」
小関「間がすごいよ!(笑)」
(笑)
佐藤「一言しか言ってないのに、間がすごい(笑)」
玉城「なんか間を取ってるから良いこと言ってる風なんだよね(笑)でも普通!(笑)」
金子「でも、今までのキュンキュンした映画とはまた違う映画になっていると思います…!」
――そして佐藤さんはいかがでしたか?
佐藤「大地とは一緒のシーンがあまりなかったんですけど、3人でごはん食べに行っているときに話してたのは、本読みのときにすでにティナちゃんに圧倒されました!チビ雪菜って出てきたと思うんですけど、そのテンションもすごかったし、それぞれ3人との関係とかマミとの関係とかもしっかり作ってきていて、なので役作りというより、ティナちゃんが作ってきてくれたものにそのまま入れたように思います。」
――山田さんはどうですか?
山田「すごくスピード感があるというか、テンポの良さが素敵な映画だなと。ティナちゃん演じる雪菜をはじめ、漫画ならではのコミカルなキャラクターも多かったと思うんですけど、そういうキャラクターの個性も際立っていたなと思いました。」
――キャストのコメントを受けて監督いかがですか?
山本監督「よくあると言ったら失礼ですけど、キラキラした映画とは一線を画すような、ギラッとした尖った映画を作りたいなと思って。原作はファンも多いとても有名なコミックだったので、そのキャラクターを壊さずにやりたかったんですけど、雪菜はすごいぶっ飛んでる女の子なので心配はありました。だって「~しなさい!」って言う子、なかなか学校にいないじゃないですか(笑)生身でやったときに、どこまで落とし込めるかなというのは心配でしたけど、さっきみんなが言っていたように、本読みでティナちゃんが第一声を発して、“あ、雪菜だ~!”と思いました。やってみて変えようかなと思っていた部分もあったんですけど、全部変えずにいけました!小関くんは本当は優しいけど、腹黒くて笑顔を見せないドSキャラにしてみたり、寛太くんは普段は体育会系の明るい子だけど、もっとふわっとしてって言ったり、大地くんはダークサイドのキャラクターを、朴訥な北海道の青年じゃない感じでクールに攻めてもらったり。後半映画を引っ張ってくれるのは氷雨なんで…!杏奈ちゃんはこの濃いキャラクターたちに負けないように一人リアルJKで、もっと芝居を分かりやすく濃くしていかないと負けるよって煽りながらやっていった感じでした。みんなの自分にないものに挑戦するひと夏で、汗かきながらやったものがいっぱい詰め込めたんじゃないかなと思っています!」