ミステリーを読んでみたい人におすすめ!おさえておくべき推理小説

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ミステリー映画やドラマを見ていて、推理小説にも挑戦してみたいなと思うことありませんか?でも、たくさんありすぎてどこから手をつければいいかわからない…そんな方へ贈る推理小説入門編です。

島田荘司「異邦の騎士」

異邦の騎士
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ベンチで目覚めた男は記憶を失っていた。彼は自分を助けてくれた石川良子という女性と出会う。2人は幸せな日々を送るが、男には失われた記憶が浮かび上がる。自分は愛する妻子を殺したのか…?
本格派ミステリー作家の巨匠・島田荘司が描く、名探偵・御手洗潔シリーズの第4弾で、ファンからはシリーズ最高傑作との呼び声も高い作品です。デビュー作「占星術殺人事件」から読んでみるのもおすすめです。

綾辻行人「十角館の殺人」

十角館の殺人
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天才建築家・中村青司の自宅、角島の青屋敷で彼を含めた4人が何者かに殺害された。半年後、角島にもう一つ残る青司の館・十角館を大学ミステリ研の7人が訪れる。無人島生活を楽しむなか、殺害予告が発見され、学生たちは次々と殺されていき…。
その一文を目にした瞬間、それまでの世界がひっくり返り、すべてがパズルのピースのようにつながっていきます。読み終わってからは、あの衝撃がもう味わえないことが、少し残念に感じるほどです。新本格ミステリーブームを巻き起こした、日本ミステリー史に残る作品です。

有栖川有栖「双頭の悪魔」

双頭の悪魔
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人を寄せ付けない芸術家の村へ行ったまま戻らないマリア。救援に向かった仲間の大学推理研のメンバーは大雨のなか村への潜入を図るも、橋が濁流に呑まれて交通が途絶。川の両側に分断された推理研のメンバーたち双方が殺人事件に巻き込まれ、それぞれが真相究明に立ちあがり…。
登場人物にも読者にもフェアにヒントや伏線が散りばめられており、3度出てくる読者への挑戦が表しているように、犯人当て小説の真骨頂作品です。シリーズものなので「月光ゲーム」から順番に読んでみることもおすすめです。

殊能将之「ハサミ男」

ハサミ男
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女子高生2人が同様の手口で殺害される事件が発生。ハサミを首に突き立てられていたことから、マスコミは「ハサミ男」と名付ける。ハサミ男は、3人目の犠牲者を選び、入念に調べていたが、その調査中に、自分の手口を模倣して殺された彼女の死体を発見してしまい…。
展開がうまく、二重三重と巧みに罠が仕掛けられており、次へ次へとページを捲る手が止まらなくなる一冊です。予備知識を何も入れずに、まっさらな状態で読んでほしい作品です。

アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」

そして誰もいなくなった
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孤島に招待された、面識がなく年齢も異なる十人の男女。しかし、島に招待主の姿はなく、夕食の席では、十人の過去の罪を謎の声が告発する。そして、彼らは童謡の歌詞通りに一人ずつ殺されていく…。
ミステリーの基礎を作ったと言われる、ミステリー界の女王、アガサ・クリスティの作品は、一冊でも読んでみれば、そのストーリーやトリックに引き込まれること間違いなしです。「ポワロ」シリーズや「ミス・マープル」シリーズなど、著作には、人気シリーズの作品がいくつかあるので、お気に入りの探偵を探してみるのも楽しいかもしれません。

エラリー・クイーン「Yの悲劇」

Yの悲劇
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家族全員が変わっていることで有名な、ニューヨークに邸を構える金持ちのハッター家。その当主ヨーク・ハッターの水死体が見つかる。毒物による自殺だと考えられたが、その後、ハッター家では何度も毒殺未遂が起こる。しかし、それはこれから起こる殺人劇の幕開けに過ぎなかった…。
海外ミステリー作家のなかでも、日本で特に人気の高い作家、エラリー・クイーンの古典本格ミステリー。シリーズものなので「Xの悲劇」から読んでみるのもおすすめです。

いかがでしたでしょうか?ミステリーに慣れていない人でも読みやすい本、また同じような衝撃を味わいたくなる本を紹介しました。ミステリーは幅広いジャンルなので、これを機会にお気に入りのシリーズやジャンルを見つけて、ぜひ推理小説を楽しんでほしいです。