CinemaGene(シネマジーン)

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湊かなえの初期作品など、おすすめのイヤミス小説

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出典:http://arukunews.jp/2842.html

今では映画化やドラマ化が相次ぐ湊かなえさん。ベストセラーを量産する彼女の作風とはどのようなものなのでしょうか?

残酷すぎる!?湊かなえの真骨頂イヤミス作品

「イヤミス」という言葉をご存知ですか?「イヤミス」とは、読み終わった後に嫌ーな感じのするミステリーのことです。湊かなえさんの初期作品のほとんどが「イヤミス」と言われる作品です。復讐や嫉妬・憎悪など、人の感情を奥深くまで掘り下げ、あるときはじわじわと、あるときは淡々とストーリーを展開し、読後には妙な後味が残ります。
この後味がやめられず、湊かなえファンになっていく人は多数います。

先生による教え子への復讐物語「告白」

告白
出典:http://www.amazon.co.jp/告白-湊-かなえ/dp/4575236284

映画化された作品の主演を松たか子さんが務めたことで有名な「告白」です。
市立の中学校の教師をしている森口は、自分の生徒に間もなく教師を辞めることを告げます。そして、学校のプールで事故死と判断された自分の1人娘が殺されたのだと、犯人である少年2人を匿名でに告発し、警察には通報しないが、恐ろしい復讐をすると宣告するところから物語は始まります。
あらすじを聞いただけで救いようのない感じがひしひしと伝わってきます。湊かなえさんは、この作品で世に名を知らしめました。

SNSが生む闇に警鐘を鳴らす!「白ゆき姫殺人事件」

白ゆき姫殺人事件
出典:http://www.amazon.co.jp/

こちらも映画化されている作品です。インターネット上の炎上や報道被害がテーマとなっています。みんなが慕う美人OLを殺害した1人の容疑者の人物像が、SNS上の噂によって魔女のように語られていきます。
事実は別として、あなたが殺人事件の容疑者と疑われ、あることないことSNS上で書き込まれ続けたら、あなたはどうするでしょう?考えただけでゾッとしますね。

入試をぶっつぶす!「高校入試」

高校入試
出典:http://www.amazon.co.jp/

湊かなえさんの作品の中では、比較的内容は重くありませんが、壮絶な伏線により、ストーリーを整理しながら読み進めるのが大変です。
県内随一の成績を誇る名門高校の入試前日、あるクラスの黒板に「入試をぶっつぶす!」の貼り紙が。さらにネットの掲示板には、教師しか知りえない入試情報が書き込まれていきます。
翻弄される学校側と、それぞれの思惑を抱く受験生たち。一体犯人は誰なのでしょうか?

誰かが死ぬ瞬間を、あなたは見たことがありますか?「少女」

少女
出典:http://www.amazon.co.jp/

「告白」に次ぐ、著者第2作目の書き下ろし作品です。
高校生の由紀と敦子の視点で、交互に物語が進むヒューマンミステリーです。由紀と敦子の2人は転入生の紫織から親友の死について聞かされます。それを聞き、「自分も人の死を目の当たりにしたい」と思い、それぞれの方法で人の死ぬ瞬間を見ようとします。既に嫌な気分になりますね。ミステリー要素は少ないですが、最後の衝撃の事実は、さすが湊かなえさんだなと圧倒されてしまいます。

幼くして十字架を背負った人間の悲劇の人生「贖罪」

贖罪
出典:http://www.amazon.co.jp/

静かな田舎町で1人の女児が殺害されます。直前まで一緒に遊んでいた小学生4人は、事件の犯人を見ているはずなのに、顔を思い出すことができず、事件は迷宮入り。被害者の娘の母親は彼女たちに「あなたたちを絶対許さない。必ず犯人をみつけなさい。それができないのなら、私が納得できる償いをしなさい」と残酷なメッセージを残します。
幼くして十字架を背負い成長した人間の、悲劇の連鎖の物語です。湊かなえワールド全開の、救いようのない物語です。1冊目に読むことは、あまりおすすめしません。

湊かなえさんの世界観が楽しめるイヤミス作品をいくつか紹介しました。ほとんどの作品が映像化されているので、映像から観てみるのもいいかもしれませんね。

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