CinemaGene(シネマジーン)

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その昔、大人女子が夢中になったコバルト文庫って知ってる?

冒頭
出典:http://shee.princess.cc/w_gallery/gallery11.html
「そして花嫁は恋を知る 緑の森を拓く姫」のカバーイラスト

コバルト文庫をご存知ですか?集英社が出版している少女向け文庫レーベルです。イラストや表紙はどれも綺麗なものばかり。ティーンズ向けの淡い恋愛をテーマにしたものが多いですが、他にも多種多様なものがあり、幅広い年齢層から根強い人気を誇っています。今回は、大人女子におすすめの作品を紹介します。

少し昔、妖精が忘れられて間もない時代のお話。「伯爵と妖精」シリーズ

伯爵と妖精
出典:http://girlsweb.jp/novel/products/detail.php?product_id=382
伯爵と妖精シリーズ短編集「新たなるシルヴァンフォードにて」の表紙

ライトノベル作家の谷瑞恵さんの代表作で、アニメ化もしています。
中世のイギリスが舞台。産業革命により妖精が忘れられた時代に、母親を継ぎ妖精博士(フェアリードクター)として働くリディアは、周りから変人扱いをされます。そんなある日、美貌の伯爵エドガーと出会い、妖精絡みの事件に巻き込まれていき、それを通して2人の絆が深まっていく、ファンタジーミステリーです。
この作品の見どころは、恋愛をしていく過程がとても丁寧なところです。事件を解決していく部分も魅力的ですが、徐々にエドガーに心を寄せていくリディアの感情の表現が美しく描写されています。1巻を読み始めたら一気に最後まで読みたくなってしまいます。

恋のドレスと闇のドレスを巡る、小さな仕立て屋の少女の物語「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー」シリーズ

ヴィクトリアンローズテーラー
出典:http://www.amazon.co.jp/
ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズ最終巻「王子とワルツと懐中時計」の表紙

青木裕子さんによる、全29巻のライトノベルシリーズです。ヴィクトリア朝のイギリスを舞台に、ドレス専門の小さな仕立て屋を営むクリスは、着る人の心をつかみ、「恋のドレス」を仕立てることで大評判でした。しかし、ある日店にドレスの注文をしにきた上流階級のシャーロックとの出会いと、「闇のドレス」の存在が、クリスの日常を狂わせていきます。
素朴な労働者階級のクリスと、嫌みな上流階級の典型的な考えのシャーロックが、葛藤しながらも徐々に心を寄せていく様子や、人々を苦しめる「闇のドレス」をなくそうとするクリスの奮闘する姿は、ついつい応援したくなってしまいます。

見習い魔術師大募集!4人の少女の成長物語「楽園の魔女たち」シリーズ

楽園の魔女たち
出典:http://bookmeter.com/b/4086148625
楽園の魔女たちシリーズ「まちがいだらけの一週間」
黒髪:サラ 赤髪:ファリス 金髪:ダナティア 茶髪:マリア

樹川さとみさんの全21巻のライトノベルです。
女性の中にも、恋愛ものが苦手という方もいらっしゃるかと思います。そんな方におすすめの作品が、「楽園の魔女たち」シリーズです。個性の強い4人の少女が、田舎町の塔「楽園」で魔女になるために成長していく物語です。魔法使いとか、ファンタジー要素が強いものが苦手な方でも大丈夫!意外と魔法も出てきません(笑)。シンプルなストーリー展開で、短所ばかりぶつかり合っていた4人が、試験合格に向けて協力し、それぞれの個性がかみ合っていく様子はとても気持ちがいいです。

王道のシンデレラストーリー!「銀朱の花」シリーズ

銀朱の花
出典:http://www.amazon.co.jp/
銀朱の花シリーズ第1巻

在日朝鮮人三世の金蓮花さんのライトノベルです。別の主人公のストーリーが6つあり、どれも2~3巻で完結します。
6つのストーリーの主人公の身分はバラバラですが、どの主人公も過酷な状況にいながら、運命の人と共に逆境と闘い、それを乗り越えていきます。どのストーリーから読んでも、、作りこまれた世界観とキャラクターを楽しめます。

独身宣言!悩める姫君の恋物語「なんて素敵にジャパネスク」シリーズ

なんて素敵にジャパネスク
出典:http://blog.goo.ne.jp/wrlz/e/029f9196299b1a8e580bde2a47b57b8b
「なんて素敵にジャパネスク」シリーズ第1巻

かつてコバルト四天王と呼ばれ、コバルト文庫を代表する看板作家の氷室冴子さんの小説です。
時は平安。名門貴族のおてんば娘の瑠璃姫は、恋心を抱く吉野君に対する思いを抑え、独身主義を貫きます。世間体を気にする父の策略で結婚させられそうになるも、ある事件に首を突っ込み、ストーリーは急展開。平安当時の社会風俗がわかりやすく描写されているラブコメディです。著者が実際に親に結婚を勧められて辟易していたため、父の策略に困り果てる瑠璃姫の様子が面白おかしく書かれています。

コバルト文庫の名作を紹介してきましたが、いかがでしたか?どれも完結している作品なので、ハマったら一気に最後まで読んでしまいましょう!

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