“本物の空気”を4人で実感 映画『春待つ僕ら』稲葉友インタビュー

インタビュー

――土屋さんとは本作で初共演ということですが、共演の感想は?

“すごい”と噂では聞いていましたが、本当にすごかったです(笑)人間性が素晴らしくて、土屋太鳳というイメージを裏切らないというか。大人びているけど少女で、小心者だけど度胸があって、繊細でありながら大胆で。様々な二面性が魅力的でしたし、とにかく“かっこいい”という言葉が似合う人でした。

――土屋さんのシーンで印象に残っているシーンはありますか?

美月がウィンターカップで「頑張れ」って叫ぶシーンがあるのですが、その一言には、とてつもないパワーを感じました。日常的に耳にしている言葉なのに本当に心に響いて、こんなにも1つの言葉に突き動かされるのかと驚きましたね。きっと彼女自身が持つエネルギーが影響しているんだと思います。土屋太鳳、敵わないです…!

――本作では迫力のあるバスケシーンも見どころの一つですが、稲葉さんは監督から「バスケが武骨だ」と言われて、柔らかさを出そうとしていたとお聞きしました。具体的にどのように柔らかさを表現したのでしょう?

たぶん武骨だったのは僕自身のプレースタイルなんです。なので瑠衣がプレーの起点となることを意識して、周りとのバランスを見ながらプレーするように心がけていました。そうしていくうちに少しずつ柔らかさを出すことができたかなと思います。

――『春待つ僕ら』も公開され、年末には主演ドラマ「平成ばしる」も放送されますが、稲葉さんにとって2018年はどんな1年でしたか?

多くの現場を経験して、いろんなタイプの作品に携わることができた1年でした。時代劇など、やってみたいと思っていた分野にも挑戦できて嬉しかったです。でも大変なこともあったし、悔しい思いもたくさんしました。傷ついてヘコんだぶん、その気持ちをしっかり噛み砕いて、飲み込んで、消化しながら、これからも俳優の仕事を頑張っていきたいです!

――最後に映画をご覧になるCinemeGene読者にメッセージをお願いします!

“青春ってこうだよね”ではなく“あなたの青春はどうだった?”と、観た人の中にある思い出を蘇らせてくれるような優しい作品になっています。映画を観て、それぞれが歩んできた道にあった大事なものや、最近なおざりにしてしまっていたことを思い出すきっかけになれば嬉しいです。ぜひ映画館で2018年最後の青春を送ってください!

撮影以外の時間でも仲を深め、同じ感情を共有したからこそ生まれた“4人の空気”。その空気は見事に作品に映し出され、本作のテーマである「仲間」を強く印象付けています。彼らの青春をぜひスクリーンでご覧ください!映画『春待つ僕ら』は12月14日(金)より公開中です。

★インタビュー裏話はコチラ

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