高校時代に少女漫画みたいな恋を経験!? 『お前ら全員めんどくさい!』小野賢章インタビュー

インタビュー

新米教師の國立国彦(小野賢章)は、クラスでロンリーガールの女子生徒・一宮数美(小宮有紗)の相談にのり、友達ができるまでの間“友達”として過ごすことに。しかし昼休みから放課後、下校まで一日中つきまとってくる一宮。一向に友達を作ろうとする気配すらない一宮のために、校内で奮闘する國立だったが、ツンデレのクラス委員長・榎本英子(茜屋日海夏)、恋多きグラマー女子・栗原理穂(大原優乃)、超肉食女王様・榎本史織(都丸紗也華)など、よからぬ女子生徒たちが次々現れて… 高校教師がめんどくさい女子生徒たちに翻弄される学園天国ラブコメディ、映画『お前ら全員めんどくさい!』。

本作で國立国彦を演じた小野賢章さんにインタビュー!ファンの間で“賢章先生”と親しまれている小野さんが先生役に挑戦した映画のことはもちろん、学生時代の思い出など、たっぷりお聞きしました。

――実写映画での主演は本作が初めてとなりますが、出演が決まったときのお気持ちを教えてください。

とにかくビックリしましたし、信じられなかったです。自分が実写映画で主演をやるというイメージがまったく湧きませんでした。

――原作の漫画を読んでみて、いかがでしたか?

実際にこんな女子高生がいたらやばいなと思いながら読みました(笑)コミカルな表情がたくさん描かれていたので、自分が演じるときにも、そういった部分はうまく表現したいと思いました。

――国彦先生を演じるにあたって意識したことは?

声優としては10代~20代前半の役を演じることが多いのですが、今回は実写ですし、先生という役柄だったので、しっかりと“大人”に見せられたらいいなと。それに加え、国彦先生が振り回されているドタバタ感を出すために、リアクションも大事にしながら演じました。

――おっしゃる通り、実写映画では声だけでなく、表情などを実際に“見せる”ことになりますよね。演じていて大変だったことはありますか?

舞台のお仕事もそうですが、セリフを覚えることです(笑)アフレコの現場は台本を見ながらセリフを言うスタイルなので。

――確かにシンプルですが大きな違いですね…!

あとは目に見える空間の中で撮影していくところも違いかなと思います。ただ僕自身は、撮影だからこうする、声の収録だからこうするというように、演技で何かを明確に区別したり、ルールを決めたりはあまりしていないですね。

――小野さんは普段、男性だらけの現場でお仕事をする機会が多いとのことですが、今回女性に囲まれた現場はいかがでしたか?

小宮(有紗)ちゃんや茜屋(日海夏)ちゃんは、声優の仕事をしているという共通点があったので、特に話しやすかったです。でもやっぱり女子だけで盛り上がる場面ってあるじゃないですか。そういうときは自分も入っていくほうがいいのか、それとも入っていかないほうがいいのか、いろいろ考えちゃいましたね(笑)会話に入っていくタイミングが難しかったです。

――本作に登場するのは個性的なキャラクターばかりですが、小野さんの周りで個性的だと思う方は?

細谷佳正さん!どう個性的かというとなかなか説明が難しいのですが、唯一無二のキャラクターというか。とにかくとてもおもしろい方で大好きです。“個性的”というその一言に尽きます(笑)