“当主”がくれたのはまさかのおにぎり!? 映画『うちの執事が言うことには』#1 神尾楓珠インタビュー

インタビュー

上流階級の名家の御曹司・烏丸花穎(永瀬廉)は英国留学から帰国した翌日、父の引退と自分が当主になったことを突然知らされ、仏頂面の新米執事・衣更月蒼馬(清原翔)と不本意ながら主従関係を結ぶことに。思いが噛み合わず、一触即発状態の二人だったが、そんな中、烏丸家に降りかかる不可解な事件の数々。家を、そして使用人たちを守るため、二人が難事件に立ち向かっていく物語を描いたミステリー・エンターテインメント、映画『うちの執事が言うことには』。

CinemaGeneでは全5回にわたってキャストのインタビューをお届け!初回の#1を飾るのは、母・雪倉叶絵(原日出子)の代理で烏丸家のハウスキーパーを務める雪倉峻を演じた神尾楓珠さん。共演者との仲の良さが伝わるエピソード満載です!

――上流階級の名家を舞台にした本作の世界観はいかがでしたか?

セットがとても豪華で、現場に入ると自然と背筋がピシッとなる感じでした。映画に登場する烏丸家の屋敷にはたくさんの部屋があるんですけど、僕はそのうちの応接室でしか撮影していなかったので、他の部屋がどういう作りになっているのか知らなくて。だから完成した作品を観たときは、“花穎の部屋とか食卓ってこうなってたんだ…!”と思いましたし、自分が入ったことのない部屋が結構あって驚きました(笑)

――神尾さんが演じた峻は、妹の美優とともに母の代わりを務めるハウスキーパー代理という役柄ですが、演じるうえで意識したことは?

峻はもともと上流階級の出身ではなく、お母さんの代理として、突然その世界に足を踏み入れることになる男の子。頑張って礼儀正しく振る舞おうとするけど、なかなかうまくできないところが峻のかわいい部分なので、完璧になりすぎないようにというのを意識していました。

――妹役の優希美青さん、同じく使用人である執事役の清原翔さんとは同じシーンが多かったかと思います。何か印象に残っているやり取りや会話などはありますか?

美青ちゃんはひたすらコナンについて熱く語っていて、とにかく愛がすごかった…!僕はあまり会話についていけず、反応に困っていました(笑)

翔くんからは“ミステリアス”いじりを受けましたね。翔くんが見ていたネットニュース記事に、僕がミステリアスだと書かれていて、「お?ミステリアス?」って(笑)あとは二人で「シンデレラガール」の良さを語り合っていました!

――今回妹がいる役を演じた神尾さんですが、実際にはお兄さんと妹さんがいらっしゃるんですよね!兄弟関係はどんな感じなのでしょうか?

みんな違うところに住んでいるんですけど、よく連絡を取り合うくらい仲良しです。特に兄とは1歳差で、兄弟というよりも友達っぽい感じ。でも自分の都合が悪くなったときだけ、お兄ちゃん扱いします(笑)

――本作で演じたハウスキーパーという役柄にちなんで、神尾さんが得意な家事を教えてください!

お風呂&トイレ掃除!小さい頃から親に任されることが多くて、よく兄と交替でお手伝いしていたんです。自分が使うときにきれいなほうが気持ちいいので、ちゃんと掃除するようにしています。