CinemaGene(シネマジーン)

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ゆるゆる脱力系映画で、肩の力をフワッと抜こう

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出典:http://www.jumpei-kawamura.com/

仕事や勉強でいっぱいいっぱいの日々。そんな時にこそ、是非ご覧いただきたい映画をご紹介します。ゆるくて笑える、それでいて何か伝わってくる。観て絶対損のない作品ばかりです。

個性的な3人のゆるーい三角関係。『全然大丈夫』

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出典:http://woman.excite.co.jp/topics/culture/rid_woman_topics1101/

世界一怖いお化け屋敷を作る夢をもっている、植木職人・照男(荒川良々)と、幼なじみでサラリーマンの久信(岡田義徳)が、とんでもなく不器用な女性あかり(木村佳乃)に恋をして、ゆるーい三角関係を形成していくラブストーリーです。
強烈な個性で、数々の作品の脇役を好演してきた荒川良々が、映画初主演。それだけでも、何かゆるーい感じが漂ってきますが、最も印象に残るのは木村佳乃の演技です。今やトップ女優の地位を確立している彼女が、ここまではじけた演技をするとは…とにかく面白い!
荒川良々との掛け合いも最高ですし、ティッシュの箱が開けられない場面は、衝撃的でさえあります。このシーン、リテイクの繰り返しでティッシュの箱を約50箱開けて、最後には指が動かなくなったそうです。
女優・木村佳乃の新たな魅力にハマること間違いなしです。

劇団・大人計画って知ってますか?

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出典:http://blogs.yahoo.co.jp/bobinimizutin/folder/1444903.html?p=1
「大人計画」のメンバー(左下段から平岩紙・阿部サダヲ・池津祥子・荒川良々・宮藤官九郎)

主演の荒川良々は、見た目も含めてなかなか個性的な俳優ですが、彼は「大人計画」という劇団に所属しています。この劇団には、主宰者の松尾スズキをはじめ、阿部サダヲ、宮藤官九郎など、個性的な俳優が多数所属しています。ファブリーズのCMでいい味を出している平岩紙(写真左下)も、最近ドラマなどでよく見かけますし、過去には温水洋一もこの劇団に所属していました。
NHKで大ヒットした「あまちゃん」では、宮藤官九郎が脚本を手がけ、荒川良々など5人が出演するなど、関係者の評価も高い劇団です。2015年には全国ツアーを開催し、公演も精力的に行っています。ちょっと公演を見てみたくなる劇団です。

生きるって、そんなに難しくないんです。『めがね』

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出典:https://kinarino.jp/

とある島の海辺に、プロペラ機で訪れた女・サエコ(小林聡美)は、摩訶不思議な島民の人々と出会い、最初は戸惑いながらも、少しずつ島の生活に馴染んでいきます。やがて、めがねを掛けた5人が連帯感を感じるようになり…。
「人間が生きていくには、食べ、眠り、息をする。それだけが必要」というメッセージは、自分を見つめ直すきっかけを与えてくれます。美しい大自然の映像と、穏やかに流れる時間に心を癒されながらも、色々な事を考えさせられる作品です。

『めがね』のロケ地は与論島。

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出典:http://blog.goo.ne.jp/akatuki-design/e/a9b2483e9184ba60d7a7d53e012d3e0a
メルシー体操を踊るシーン

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出典:http://yoron.net/photo/detail/gjv2aihgrm
ロケ地の寺崎海岸

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出典:http://guide.travel.co.jp/article/13170/m
ロケ地だとわかる表示板があります。

『めがね』は、全編が与論島で撮影されました。映画の中で、見たことのない不思議な体操「メルシー体操」を踊るシーンが出てきますが、あの場面が撮影されたのが、寺崎海岸です。もう別世界のような美しさ。サエコのように、ぶらっと島に立ち寄ってこんなに美しい海岸で日常を忘れる…そんな贅沢な時間を味わえたらどんなに幸せでしょう。
ぶらっとは無理でも、一度は旅してみたい場所です。

人生ポジティブに生きよう!『インスタント沼』

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出典:http://plaza.rakuten.co.jp/kurosaurs/diary/201110010000/

「亀は意外と速く泳ぐ」や「図鑑にない虫」など独特の世界観を持ち、「脱力系」監督とも言われる三木聡の作品。編集長を務めていた雑誌が廃刊になり、職を失った沈丁花カナメ(麻生久美子)は、ひょんなことから自分の出生の秘密を知り、実の父の居場所を探して訪ねることに。その事が彼女の分岐点となり、様々な出会いや不思議な体験で彼女の運命は変わっていきます。
母親が河童を探して池に転落し、意識不明になるなど、とにかくハチャメチャな展開が満載で、何も考えずに笑って見られる映画です。凹むことがあってもすぐにハイテンションで復活するカナメは言います。
「世の中の出来事のほとんどは大した事ないし、人間泣いてる時間より笑ってる時間の方が圧倒的に長いし、一晩寝れば、大抵の事は忘れられるのよ!」この言葉から元気をもらい、ポジティブに生きる事の大切さを教えられます。

君が思うほど、君はダメじゃない。『キツツキと雨』

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出典:http://2011.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=29

小さな山村を舞台に、森で暮らす頑固な木こり(役所公司)と、ゾンビ映画の撮影で村にやってきた新人映画監督(小栗旬)という、価値観も生活環境も全く異なる2人が、映画の撮影を通じてお互いに認め合い、成長していく姿を描くハートフルな物語です。映画全体に流れる独特の空気感は何か心地よく、ほっこりしたユーモアもちりばめられ、見終わった後に爽やかさが残ります。
専門家筋でも評価が高く、東京国際映画祭審査員特別賞や、ドバイ国際映画祭最優秀脚本賞などを受賞しています。

映画の中で撮影される映画「UTOPIA~ゾンビ大戦争」にも注目。

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出典:http://eiganavi.entermeitele.net/news/2012/02/utopia-1a1b.html
ゾンビ大戦争の撮影風景

この作品の特徴は、小栗旬扮する新人監督によるゾンビ映画の撮影シーンが、劇中劇になっている点です。そして何と、実際にこのゾンビ映画の「予告編」が公開されたのです。この辺りも監督の遊び心がうかがえます。
Youtubeなどで検索すれば見ることができますので、本編鑑賞後に是非ご覧になってみてください。さらにハートが暖かくなります。

変な父子のスローな夏物語。『ジャージの二人』

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出典:http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/20886/

芥川賞作家、長嶋有の同名小説の映画化で、監督は「チーム・バチスタの栄光」の中村義洋監督。フリーカメラマンの父(鮎川誠)は、仕事を辞めて無職になった息子(堺雅人)を、避暑地の山荘へ誘います。父は離婚の危機、息子は妻の不倫と、それぞれに問題を抱えながら、古着のジャージを着た2人はスローな毎日を過ごしていきます。
ちょっと変わった親子のウィットに富んだ会話と、時の流れに任せて生きているさまは、笑いとともに一種の爽快感をもたらしてくれます。

今や超売れっ子俳優、堺雅人のブレイク前夜の演技に注目。

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出典:http://www.sankei.com/premium/news/150926/prm1509260022-n1.html
大河ドラマ「真田丸」撮影中の堺雅人

『ジャージの二人』に出演している堺雅人。「半沢直樹」「リーガル・ハイ」など今や”視聴率の取れる俳優”として順風満帆で、2016年には大河ドラマ「真田丸」の主演も務めます。この映画が公開された2008年は、「クライマーズ・ハイ」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞など主要映画賞を総ナメにし、同年の大河ドラマ「篤姫」でも好演するなど、まさに俳優として節目となった年です。
今ではまずこの手の映画に出演することは考えられない、ブレイク前夜の彼の演技は一見の価値ありです。

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