ハルタの看板漫画である「乙女嫁語り」と「乱と灰色の世界」を特集します。
乙女嫁語り
出典:http://matome.naver.jp/odai/2139590865651774501
漫画大賞2014年受賞作品。19世紀後半の中央アジア、カスピ海周辺の地域を舞台に、「乙嫁」をキーワードに、厳しい自然の中に生きる人々の生活と文化、時に人間の愚行を織り交ぜた物語を緻密で丁寧な画で描く(WIKIより抜粋)
書き込みがすごい!
出典:http://elrincondemoniaco.blogspot.jp/2015/05/otoyomegatari-resena.html
まずこの漫画を語るのに欠かせない要素は、勿論「作画」。
圧倒的な書き込み量で、どのページを見ても美しいです。
それなのに100人の漫画家を見てきた編集者から見て、「圧倒的な速さ」と言わしめるほどのスピードだそうです。
ここまで作画に情熱を見せた作家がいたでしょうか。
出典:http://subcham.blog.fc2.com/blog-entry-215.html?no=487
思わず見惚れてしまう書き込みの繊細さ。
出典:http://store.natalie.mu/html/page42.html#item01
これはナタリーストアのグッズに掲載されている画像ですが、間近で見ると迫力がすごいですね…。
わかりやすい
出典:http://natalie.mu/comic/pp/otoyomegatari02/page/3
タイトルの通り、嫁に嫁いだ先の生活を中心に描いているので、民族の生活や文化が描かれているのですが、これが分かりやすく魅力的です。ご飯のシーンはすごくおいしそう!
民族間の争いも描かれているのですが、これも敵味方の状況が分かりやすくすらすら読めます。
出典:http://jin115.com/archives/52010473.html
見れば見るほど美味しそうな料理画像。料理が気になった方はこちらにも料理方法が載っています。
http://natalie.mu/comic/pp/otoyomegatari02
「乱と灰色の世界」
地方都市・灰町には4人の魔法使いが住んでいる。その中で一番幼い漆間乱の特技は、大きすぎる大人用のサイズのシューズを履いて大人の姿になること。それを利用して大晦日の夜に初詣に行こうとした乱だったが、眠気に負けて寝てしまった。寝てしまった乱を部屋まで運んだ兄・陣はそこで母親の手鏡が割れていることに気付く。そして迎えた1月1日。卵を割れば三つ子と四つ子が出てきたり、空を見上げれば朝から花びらが降ってきて…。どんどん潤間家を中心に不思議な事が起こり始めて行く。(wikiより抜粋)
個性豊かなキャラクター達が魅力的
出典:http://moridaru.blog87.fc2.com/category6-1.html
主人公であるお転婆な乱を中心にオオカミに変身する兄の陣、圧倒的な魔力と峰富士子並みのナイスボディを持つ母の静、厳格な父の全の魔法使い4人家族が活躍します。
前作の「群青学舎」でも見せた少女漫画的なストーリーと、レトロな雰囲気を残しつつも現代風にアレンジしているキャラが個性的です。
流れるような絵
昭和の少女漫画を思わせるようなキラキラした瞳や、スピーディーな曲線、人物の活き活きとした表情が魅力的であり、画面のアングルも自由自在で見ていて楽しい。乙嫁語りが「静」ならこち昭和らは「動」です。
人物たちがあれこれイチャイチャしてるのが、見てて微笑ましいです。
作者の勤勉さ
下記連載終了後のインタビューによりますと、乗馬や免許を取るのも全て漫画に活かすため、と非常に勤勉であることが伺えます。
観察だけでなく、実体験を通しているため生命がこもっているように活き活きしているんですね。
http://natalie.mu/comic/pp/rantohaiironosekai02
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